TBT(Trick Bag Tribe)
No.11
急告!Trick Bag live
recording 3Days at
Jirokichi(1/17.18.19)決定!詳細は次回TBTにて。
大丈夫か?地球。この1年、地球が温暖化するのに反比例するかのように景気は極寒化し、音楽業界は1部を除きめちゃ寒くツンドラ状態だという。昔からウラジオストック在住のような私には零下25度も30度も同じだが。或大手レコード会社の洋楽部勤務の知人によれば、邦楽も寒いが洋楽はもうシベリア、アラスカ、北極点だそうで、とにかく若い人たちが洋楽を聴かなくなったという。外国のレーベルの配給権をもっていても、宝の持ち腐れ。金銀財宝の山であるアフロ・アメリカンの再発も売れないからリリースできない。10代に洋楽しか買わなかったボクのような10代はいまはまずいないらしい。しかし、このままだと増々日本の音楽は「箱庭化」して、海外との接点をもてないことになってしまうのではないか?日本の音楽の心配より自分の明日を心配せえと・・ごもっとも。日本の音楽を憂うより、我が人生を憂う、故に我あり。それより大丈夫か?地球。温暖化、ダイオキシン、廃棄物処理問題、分別コジ(あの犬に分別あるかどうか?見つけたら燃える方へ。犬は最近走りすぎて先日のブルーズアレイでプレイ中に手がツッタ言うてたけど、犬笑ってたから誰も気づかんかった。)じゃなくて分別ゴミ、2000年問題に、大地震に、熱帯雨林の伐採と自然保護(環境の変化に順応できない動物を保護しているが、うちの酔っぱらいの熊は酒飲んだら元気!某店でコーラス・グループのリードやった?というタレコミが。しかもスウィート・ソウルでギャルをgetしょうと・・・。)原発(この間は相当ヤバかったらしい。あの後すぐエイリアン・ツルは茨木にツアーで行った。やっぱ怪しい。エイリアン司令部からの指示があったらしい)クローン問題(これもなぁ・・モリみたいのが何人もおったら・・。最近のモリ関係タレコミ情報-銀座のインターネット・カフェで見た。下北沢のパチンコ屋から出てきた。深夜新宿「ドンキホーテ」で見た。東急デパートで「うなぎ」食べてうれしそうだった。大丈夫か?TB。いや大丈夫か?地球。「一晩で地球を3周できるバンド/TB」としては地球がなくなると困るなぁ。回るとこなくなってしまう。地球滅亡の日にはエイリアン・ツルが宇宙船用意してくれるやろけど、この間大阪であいつとコンタクト取るのに2回も失敗したから不安や。宇宙船の席の確保しとかな、、。犬とか熊は乗れるんかな・・。ノアの箱舟の時はちゃっかり乗ってたような気がする。妖怪は自分でなんとかするやろ・・妖怪やから。オレ?オレは大丈夫。故郷が月やから、まぁ三日月やけどな。とにかく、みんなもエイリアン・ツルにreservation入れといた方がええで。ああ、エイリアン・ツルのホーム・ページができました。
鶴谷智生小辞典 http://teecrane.musical.to/
ここからリンクできるそうですが、大西が以前からやっている「A」のホーム・ページもできたそうです。
「A 」http://justsay-a.fanclub.ne.jp/
さて、Trick Bag がやっている曲の紹介「Trick Bag Songs for
TB Lovers」の3回目です。今回はJB3連発からHit Me!
1.Funky Good Time 2.Cold Sweat 3.I Got You(James
Brown)
JB ことJames Brownは御存じですか?いわゆる「Funk
Music」のひとつのスタイルを60年代に創った人であり、プリンス、マイケル・ジャクソンなどがやっている派手でダンサブルでセクシーなライヴ・パフォーマンスの原形を作った人でもある。マイケルがまだ可愛い黒人の男の子だった頃(鈴木その子が関係してのかなぁ?ロウ人形の館みたいやもんな、最近)の「モータウン・レコード」のオーディション時のフィルムを見たが、JBの曲を歌い、ダンスもバシバシにJBのコピーしている「おませなマイクル」が映っている。プリンスもマイクルもアイドルはなんてたってJBだった。JBの音楽的財産を現在のソウル、ヒップホップ、ラップの中から取り出すのは簡単。アフロ・アメリカンの音楽の歴史はリズム、ビートの歴史と言ってもよいほど、次々とあたらしいリズムを彼らは創ってきた。現在のポップ・ミュージックのほとんどのビートはアフロ・アメリカンによって創造されてきた。しかし、バンドの(すべての楽器を打楽器として使った)のはJBが最初だ。ブーツィ・コリンズのベースも、メイシオ・パーカーたちのホーンセクションも、そしてJB自身の歌もすべてパーカッシヴだ。コンサ−ト会場で手拍子のリズムが裏に入っても、遅れても、走っても気にならない人が多い日本では彼のことさえ知らない人がたくさんいますが、アメリカではBB.kingと同じように人間国宝級。ソウル・ブラザーの中では王様。手拍子で思い出したバレーの「ニッポン、チャチャチャ」頼むからやめぇ〜。
JBの最大の音楽的功績/Beatの探求と究極のGroove:延々と繰り返されるひとつのビートの中で全員のグルーヴがひとつのポケットにハマった時、それは「I
feeeel
Good」至上の快感だ。JBのように同じ歌詞を何度も繰り返すうちに歌手がひとつのトランス状態になることを僕は身をもって知っているが、それはバンドが強烈なリズムを打ち出し、グルーヴが一致した時に初めて可能なことだ。音楽の快感はセックスのそれに似ていると言われるが、JBのファンク・ミュージックこそまさにそれだ。
1.Funky Good Times
-「楽しくやろや。おもろやろや。もっと高いとこに連れてったるさかいに。」という実に他愛ない歌詞です。73年の作で別名”Do
it to death"
(死ぬまでやってて・・ということでしょうか)。これのスタジオ録音のリズムの切れ味は凶器のようです。JBはよく「キーッ!」という声を出しますが、これはScream
と言って「金切り声、悲鳴」のことです。これを日本でいちばん上手いのは私ではないかと自負しているのですが、と言うよりこのScreamをする人を観たことが私はないのですが・・いますか?
2.Cold
Sweat-訳せば「冷汗」ですが、どこへ走って行くのかわからない野放しコジ犬、マニュアルのない宇宙船のエイリアン、その間に挟まり昨日の酒がぶりかえすグルグルの熊、それで充分スリルとサスペンスに溢れているのにサイケをふりかけカオスにする妖怪・・・だからぁ、私そのものが「Cold
Sweat
」状態であります。メチャクチャな演奏になる夢をみて「Night
Sweat」(寝汗)もかきます。レコードを聴くとJBが「メシオ、メシオ!」と叫んでますが、これは「メシをくれ」と言っているのではありません。また、「飯男」という名前でもありません。サックスのMaceo
Parker(メイシオ・パーカー)にソロを吹かせるときに「メシオ!」が出ます。
3.I got
you-「とにかく、オマエと一緒やと気分ええし、気持ちええし、そやからオマエをオレのもんするで」と、あまりにストレ−トな歌詞。70年代初めしばしばシンナーの香りに包まれるディスコで歌い始めた頃、客のヤンキーの兄ちゃんがステージの前へ来て「なぁ、アイ・ガッチャかけてや」と言ってました。この曲のことでした。「かけて」というのはレコードをかけるのではなく「演奏してくれ、歌ってくれ」という特殊な日本語の使い方です。
4.Out Of Sight-元々はSight(視界)のOut
(外)つまり、「見えないところ」という意味ですが、スラングで「めちゃええ」「抜群にかっこええ」というような意味でJBは使っています。オリジナルのスタジオ録音はSuper
Cool!
噂もあれば真実もあるJBおもしろ話。そのいくつかを御披露!
その1.Unbelievable
JB-自分の奥さんとケンカになってピストルを発砲し、逮捕され「どうして奥さんを撃ったのですか?」と訊ねられた時のJBの名言−「愛しているからさ」
その2.Big Mouth
JB-パリのオランピア劇場の白熱のライヴを思い出し「あの時はすごかった。なんせ100万人の客がめちゃノリや・・」これはウソです。その時のビデオ持ってますが、オランピアの収容はたぶん3000人。
その3.Big Mouth
JB2-「なあ、おまえたち音楽界の4Bって知ってか?知らんか?教えたろブラームス、バッハ、ベートーベン、そしてブラウン(ジェイムズ)よ。はっはっはっ」
その4.The Boss is JB- JB
のバンドはミス(間違い)をするとギャラから一回何ドルで差し引かれるらしい。オレもやろかな・・と思ったけど、オレ自身のギヤラがなくなるかも知れんからやめた。
その5.Sexy JB-JB
のライヴを2度目に観た時、僕は最前列の席でした。最初のインストが終わっていよいよJB御大登場。ステージに彼が現れた瞬間僕は目が点になった。身体にピチピチの、キラキラのラメを散らしたブルーのジヤンプ・スーツのベルトのところに(プロレスのチャンピオン・ベルトを想像して下さい)銀ラメで「SEX」と大きく一字入れてあった。当時、彼のヒット曲「Sex
Machine」にちなんで作ったものですが・・・、これでもっとJBが好きになりました。
その6. Super dance master
JB-JBはとにかくダンスが上手ですが、いちばんカッコいいアクションはマイク・スタンドを客席に向かって倒して、クルっと一回ターンし倒れる寸前にシールド(コード)を引っ張ってマイクを戻して掴み、すかさず歌うというものです。ところが一度マイクを戻すのが遅れて床に落ちてしまいました。さぁ、JBはどうしたでしょう?彼のマイク・スタンドはストレート・スタンドで下は丸い形になっています。彼はその丸い底の片端を足でバン!と踏んでマイク・スタンドを元に戻し、マイクをぐっと掴むと膝をついてスクリームしました。「思わずカッコイイ、兄イィィィ!」と僕は少しホモチックな気分になりました。この気分はJBと高倉健さんにしかありません。
56年のデビュー曲「Please Please
Please」をヒットさせてしまった彼は40年以上、常にメジャー・シーンに留まり、現在のヒップホップ、ラップに通じるソウル・ファンクを60年代に確立した偉いお方です。現在はすっかりお腹が突出し、得意のダンスもキレがなくなり、ヘアー・スタイルもおばちゃんみたいになっていますが、是非機会があったら60年代のフィルム、イギリスBBC.TVの「Ready
Steady Go
」とかアメリカの「エド・サリバン・ショー」のものを観てください。僕が放心したのが少しはわかるはずです。
彼のステージはまさにショーと呼ぶのにふさわしいものですが、何十年もJB
Show
のMCをやっている司会のダニ−・レイ(このおっさん、キャバクラの客引き、詐欺師、ドラッグのディーラーのように見えます。僕は「夜の銀狐」と呼んでいます。鼻にかかった軽目の声で「Ladies
& Gentlemen,It's a star
time」と始ります。この時おっさんが大げさな呼び名でJBを紹介して盛り上げます。”Mr.Hard
Workin'Man in a show Buissiness"(
ショービジネス界で最も忙しい男)
"Mr.Dynamite"(爆弾男)"Soul Brother
No.1"(ソウル・ミュージックの最高の兄ぃ)"God father of
soul"(ソウル・ミュージックのゴッド・ファーザー)そして”Funky
President"( ファンキー大統領)
と矢継ぎ早にまくしたて、最後にJames Brown,Ladies &
Gentle men!James Brown!
と連呼すると御大JBが登場というわけです。また、JBの曲名にはおもろいのがたくさんあります。「Sex
Machine」(ちょっと女性はリクエストできません)「Hot
Pants」「Mother Popcorn」「Funky President 」 「Super Bad
」「Soul Power 」「 Man's Man's
World」こういう思いつきをすべてFunky
と言います。という訳で今回は元祖ファンクのJBのカヴァ−曲を紹介しました。それからTrick
Bagとは関係ないんですが、僕と「ビッグ・ホーンズ・ビー」の連中、そして鶴谷、ベースの青木智仁たちですべてJBのカヴァ−ばかりのライヴ「We
love
JB」を久しぶりにやります。大阪だけですが、1/21(金)大阪Big
Catです。
12月の今年最後のライヴにはみなさまお待ちかね、エイリアン、熊、犬、妖怪にリード・ヴォ−カルを1曲づつやってもらう!乞う、御期待!
Love peace freedom & justice
Trick Bag Tribe are Hotoke+Mori+Koji+Ohnishi+Tsuru+You
All. Thanks
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